鶏ちゃん(けいちゃん)とは

「鶏ちゃん(けいちゃん)」は、特製のたれに付け込んだ鶏肉と野菜を鉄板で焼き上げた郷土料理です。

以前は酒屋で仕込んで、お酒の配達と一緒にけいちゃんを配達することもあり、お酒とごはんがとても進みます。

けいちゃんの歴史

一説によると岐阜県の山間部にて戦後に各家庭で飼っていたニワトリが卵を産まなくなった後、貴重なタンパク源として食したのが始まりと伝えられ、当時は、特別な日に味わえるご馳走でした。

1960年ごろから岐阜県郡上市、下呂市、高山市と広まっていき酒屋、居酒屋などで独自に改良しながら地域色豊かなけいちゃん各地で生まれたようです。

鶏肉が貴重な食材だったころは、大切なお客様があった時や、親戚が集まるお盆やお正月など、特別な日の料理として提供されていました。店主の実家は、現在も正月や、お盆、親戚が集まった日などけいちゃんを食べています。

名前の由来は、豚のホルモン焼きを「トンチャン(豚ちゃん)」と呼ぶことから「けいちゃん(鶏ちゃん)」といわれた説が濃厚です。

当店の味付けは、味噌ベースのたれにナッツ類、ごま、ニンニクが入った秘伝のたれで、鶏肉の各部位を漬け込んでいます。

鶏ちゃんには、「ミックス」と「モモ」の2種類をご用意。

「ミックス」は旨味を増すための親鶏と、様々な味を楽しめるようムネ、砂肝、ハツを入れた、当店イチオシの料理となっております。

「モモ」は柔らかく食べやすい鶏もも肉のみを使用し、食べやすくなっています。

けいちゃんのもう一つの楽しみ方として、野菜です。鶏と野菜を合わせて鉄板で焼きますが、鶏から出た旨味とたれが合わさり、野菜が最高に美味しく味わえます。

濃いめの味噌味のため、ごはんとの相性もばっちり。

ぜひご賞味ください!

鶏ちゃんのお召し上がり方

1.スタッフが熱した鉄板に鶏ちゃん、野菜を載せてカセットコンロにセットし、火をつけます。

2.蓋をして5分ほど待ちます。

3.蓋を開けて肉と野菜を混ぜます。

4.さらに蓋をして3分待ちます。

5.蓋を開けて混ぜ合わせたら完成です!

弱火にして、時々混ぜながら熱々を召し上がってください。

野菜が固い場合は、お好みの硬さまで火を通してお召し上がりください。

※店主が焼き上げて提供することも可能です。お申し付けください。

締め.鶏チャーハン(けいちゃーはん)

鶏ちゃんでお酒を飲んだら最後のお楽しみ…」

ごはんと生卵、お好みで醤油か追いタレを入れて混ぜ炒めると…

締めにぴったり「けいちゃーはん」の完成です!